日本時間4月30日3:00、FOMC(米国政策金利決定会合)
【ごあいさつ】
初めまして! 明治大学投資サークル「Break outs!」1年生の中村と申します。
今回から弊サークルでは新しい活動の一環として、ブログに相場の分析や反省をオムニバス形式で投稿していきたいとおもいます。
なお私はまったくの投資初心者です。今回の企画は、一年生が勉強のついでにその成果を公表しようという趣旨のもと行われていますので、間違いが多々見受けられるかもしれません。読者の皆様に有益な記事の作成を目指してはおりますが、至らぬ点があると思います。そのことを念頭に置いてご笑読ください。
【今回の話題はFOMC!】
今回はFOMCの発表(4月30日)とそれに連動した米ドル円の相場をみていきます。
結果から言えば
・政策金利は据え置きで予想通り
・ドル円は多少動いたものの、ほぼ無風状態
でした。
では以下で深く掘り下げていきたいとおもいます。
【FOMCとは?】
FOMCは連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)の略称です。語感はちんぷんかんぷんですが、アメリカの金融政策を決定する、日本でいうところの日銀政策決定会合のようなものです。
FOMCは年8回政策金利の発表を行います。この発表に連動して米ドルに関係する相場が動くことが多いので、トレーダーは必見の発表と言えますね
【政策金利が動くとどうなるの?】
政策金利が下がると、その国でお金を持っていても利息があまりつかないため儲かりません。そのためお金がその国から金利の高い国へ流れていくので為替レートは下がります。
つまり
政策金利↓だと為替レート↓
政策金利↑だと為替レート↑
になるといえますね。
もちろんこれとは外れた結果になることもかなりありますが、基本的な考え方は以上の通りになります。
【今回の結果は?】
今回の発表では、アメリカの政策金利は据え置きの0.25%となりました。これを受けたドル円は一瞬大きくドル安へ動きましたが、その後数分で大部分戻し、横ばいになったあと、もとの値を回復しました。(具体的な数値は割愛します)
「大きく」と書きましたが、熟練の先輩曰く小さい方らしいです。以前の発表では今回の数倍の値幅をつけたこともあり、それを考えれば今回はほぼ無風状態といってよいのではないのでしょうか。
FRBのパウエル議長が、政策金利発表後3:30(日本時間)に会見します。およそ10分間原稿を読み上げて、3:40から質疑応答です。質疑応答の内容によっては相場が急変することもありますので、株や為替の取引をされる方は気を付けましょう。コツはパウエル議長の口の動きを真似して、単語を推測することです。先輩曰く「英語分からないならカメラのフラッシュが激しくなったら注意」とのことです。(笑)今はオンライン会見なので英語を勉強しましょう。

【理由の考察】
今回はなぜ発表とともにドル安となったのか?そしてなぜ値幅は小さかったのか?そのことについて、素人考えながらも考察していきたいと思います。
まず、今回の金利は事前に予測されていた値と同じであり、また前回の値と同じでした。そのため普通に考えれば売り方向にも買い方向にも影響しないはずです。
ではなぜドル安になったのか。私は「マイナス金利の期待」が影響したのではないかと勝手ながら考えています。今回はコロナ禍により経済活動が大きく締め付けられているなかでの発表となりました。そのためFOMCはもちろん景気を刺激する方向に舵を取りたかったはずです。しかし現状はすでに超低金利と言っていい状態にあります。このような環境でさらに景気を促進するには?その答えとして一部ではマイナス金利に期待する動きが若干あったのではないかと思います。
つまり、発表の少し前にマイナス金利を期待した売りが入り、それが相場を方向づけ一瞬ドル安になったあと、結果据え置きであったため再びもどした、という筋書きを考えました。こう考えると値幅の小ささも納得できると思います。
ただ、単純にランダムであったというのが妥当だとはおもいますが…
【おわりに】
今回のFOMC発表は据え置きとなりましたが、現在世界的にアフターコロナを見越した出口戦略が行われつつあります。これを見極め、いかに便乗するかが今後のカギとなるのではないでしょうか。そのことを考慮にいれ、次の発表を待ちたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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